if Infinity
「どうみても、お前とは別次元の生き物だ!ジムとストフリくらい差があるぞ!!」


力説する北條に翼が反撃する


「て、てめー!ジム舐めんなや!!リックディアス乗ったロベルトが、うわぁ~大尉~ってビームサーベルにビビってたんだぞ!」


必死な翼の突っ込みをよそにHRは気が付いたら終わっていた。


どうやら、先生が独断で出席番号をバラバラにして座席票を黒板に張り付けていたみたいだ


「えっと~俺の席は後ろから2番目か~けど、真ん中かよっ」


「俺は坂内の前だな、これで授業中でも手紙で色々やりとりができるな」


そう、ニヤリと笑う北條


「気色悪いわ!」


「はっはっは 照れるな照れるなw」


「ちぇ~俺は1番前かよ・・・・」


「翼は日ごろの行いが悪いからな~(* ̄m ̄)」


と、勇輝が言うと


「ねぇ~勇輝ぃ~俺と席変わって~?」


身体をくねらせながら近寄ってくる翼


「や、やめい!」


「だってさ~1番前だと見えないじゃん?」


「何が?」


勇輝と北條が声をハモらせる


「女子のブラウスから透けるブラヒモ!」


言い返す言葉もない2人だった・・・


勇輝は指定された座席へ向かい腰を下ろす、すると 右隣には今朝、クラス分け掲示板
で知り合った白瀧 雪乃の姿があった


「どうやら、隣同士みたいね」


意味深な笑みを浮かべる雪乃



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