神々と世界の狭間で
深夜、暗く静寂に包まれた部屋、綺麗に整えられたベットの中でレイラ静かな寝息を立てていた。
その表情には不安や苦痛など見られない。悪い夢は見ていないようだ。
…これは夢だという自覚のある夢、最近よく見るようになった。
私はただ傍観者の様に上空から夢を眺めている。
私が歩いている道はいつもと変わらない道。
それは何時もと変わらない風景。ここ数年通っている高校からの帰り道。
ただ、私の隣には知らない誰かがいる。
いつもの道を歩いている私の隣には知らない誰かがいる。
夢は何事もなく続いていく。私はただひたすら歩いている。
親しげに見知らぬ隣人と話ながら。