神々と世界の狭間で
「……………どんなヤツだよ。」

…とりあえず話を聞いて落ち着けよう。

「どんなヤツって…。」

レラは少し考え込むような仕草をする。

「髪は黒くて、…長さは肩位まで。」

「細身で、身長は…綾よりちょっと低い位。」

「それで肌は白め。」

レラは考え込みながらポツリと言う。

…………………。

「それで誰よ。」

…………………。

「いや、知らない。」

…というか、肩程までの黒髪。俺より少し低い細身で色白の肌って。

「いた。当てはまるヤツ。」

「誰よ。」

「レラ、お前。」

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