神々と世界の狭間で
………………は?
「なんだそれ。レラ、どういう意味だよ。」
スタスタと歩いていくレラの後を追いかける。
「おい、レラ。ちょっと待て。」
そう言いながらレラの持っている荷物を取り上げる。
「何いきなり不機嫌になってんだよ。」
「荷物くらい持ってってやるよ。」そう付け加え、レラの横に並ぶ。
ピタッとレラの足が止まる。
「結構です。」
パッとレラは俺の手からバックを取り返す。
「それにさっきからレラ、レラって人違いなんだけど。」
レラの目はキッチリと俺の目を見ている。
「私は光本 愛羅(みつもと あいら)。」
「年上なんだから敬語くらい使いなさい。」
レラ…、本人曰くアイラは俺の学生服をチラリと見ながら言った。