神々と世界の狭間で
7 夢から覚めたあとに
あれから…、研究所での一夜が明けてから一週間。
いつもと変わらない日常が帰ってきた。
普通に学校に通い、レラの家で飯を食う。
たった一日二日レイラという存在に会えなかっただけだ。
それなのに今、レラが隣にいるというだけで、安心する。
レラがいること、それが俺の日常だったんだと、今更ながら気付いた。
アレからのレラは今までのレラだ。
何も変わらない日常、何も変わらないレラ。
ソレが俺を少し不安にさせていた。
その時は考えもしなかった。
レラと…あんな別れ方をするなんて。
日常が、再びあんな形で崩れていくなんて…。