神々と世界の狭間で
8.5 信じる者
明かりの点いていない薄暗いリビング。
ある日、学校から帰って来た綾を待っていたものはそんな空間だった。
いつもならレラが居るはずのリビング、この時間ならいつもレラは台所で夕飯の準備をしていた。
だけど今日はいない。
夕日に照らされて赤く染まった一枚の紙だけ・・。
「しばらく一人になりたいのでちょっと出かけます。
そのうちに帰ります。
心配しないでください。
零羅」
それだけが書かれた手紙。
たったそれだけがレイラの残した最後の手紙だった。
ある日、学校から帰って来た綾を待っていたものはそんな空間だった。
いつもならレラが居るはずのリビング、この時間ならいつもレラは台所で夕飯の準備をしていた。
だけど今日はいない。
夕日に照らされて赤く染まった一枚の紙だけ・・。
「しばらく一人になりたいのでちょっと出かけます。
そのうちに帰ります。
心配しないでください。
零羅」
それだけが書かれた手紙。
たったそれだけがレイラの残した最後の手紙だった。