俺様王子と甘い同棲
「絶対無理だよ‥。」
夢のない彩夏は呆れたように呟いた。
「できるかもしれないじゃんか!!」
私はそう言ってふくれた。
なんだって、やってみないとわからない。
それが、私のポリシーなんだから!!
「‥てか、莉奈はモテるんだからさぁ。振ってばっかいないで、いい加減彼氏作ったら?」
彩夏は、膨れる私をチラッと見てそう言った。
「だって‥。好きでもナイ人と付き合えナイよ‥。」
「へぇ。莉奈って意外とじゅんじょー♪」
彩夏は、そう茶化して笑った。