俺様王子と甘い同棲

「てか、好きな人できちゃったらどうすんの?」



彩夏はニヤニヤ笑いながら言った。



「その人のお姫様になる!!」



私は迷わずそう言った。


私にとってのお姫様は、憧れ。


無理でも仕方ないとは思っていた。



「まぁ、できるかもね‥。ここなら。」



彩夏はニヤニヤ笑って言った。


私たちの学校は、聖マリオン学院。


国内指折りの、超お金持ちで試験が難関な学校。


おまけに、イギリスのデザイナーがデザインした制服は、全国の女子高生の憧れの的だ。


当然、社長令嬢なんて普通。


キリスト教の学校だから、子供をいれたがる外国人の親も多かった。


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