St. Valentine's Dayの奇跡



嗚呼、あの頃は良かったよなぁ~

いつも一緒にいられてさぁ~



と、我ながら気弱なため息。

小学校も高学年になると、

「何で男といつも仲良くしてるのか」とか、

「ナギサはシノブが好きなのか」とか、

周りから煩くからかわれて、段々と忍から離れていった。

そして、

いつも間にかあたしは、女子のアイドル的存在になっていた。

身体も大きくて、男子と対等に渡り合えて、スポーツも勉強もソコソコ出来たから。



ホラ、アレ、宝塚のスターみたいな?
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