嘘愛歌



「そうだな」

と言って笑う裕司さんは左ポッケから
煙草を取り出し、私の飲み終えたコップの後片付けを始めた。


「……会ってやれよ」


ホープなんてやけにオヤジ臭い煙草を吹かしながら。




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