天国のポスト
ポスト
「恵子ちゃーん、もう上がっていいってーッ!!」
ドアを軽快に開けて、加奈が声をかけた。パソコンに向かい合っていた私は、かけていたメガネを外し、加奈のほうを見て、ニコッとほほ笑んだ。
加奈も、りょーかい、とその一言を残してドアをしめた。
加奈が出ていったのが分かると、大きく両腕をまわした。
長時間姿勢が固まっていたせいか、あちこちバキバキと骨の音がする。
んー……、最近頑張りすぎかな…
ひどい肩こりがその証拠だった。
あまりのひどさに最近では整骨院に行って自宅に帰るという日々が続いていた。
肩こりだけじゃなくて、それは心にも強く表れていた。
いつもなんとなく気が滅いっていて、一人で家にいればテレビもつけずにただソファーに腰かけて、ボーッとしていた。
お休み…もらおっかなぁ……
でも、すぐ思い直してキーボードに手を伸ばした。
今はこの仕事に専念したかった。
たとえ身体がボロボロになっても、一人家でいるよりは全然マシだから。
ドアを軽快に開けて、加奈が声をかけた。パソコンに向かい合っていた私は、かけていたメガネを外し、加奈のほうを見て、ニコッとほほ笑んだ。
加奈も、りょーかい、とその一言を残してドアをしめた。
加奈が出ていったのが分かると、大きく両腕をまわした。
長時間姿勢が固まっていたせいか、あちこちバキバキと骨の音がする。
んー……、最近頑張りすぎかな…
ひどい肩こりがその証拠だった。
あまりのひどさに最近では整骨院に行って自宅に帰るという日々が続いていた。
肩こりだけじゃなくて、それは心にも強く表れていた。
いつもなんとなく気が滅いっていて、一人で家にいればテレビもつけずにただソファーに腰かけて、ボーッとしていた。
お休み…もらおっかなぁ……
でも、すぐ思い直してキーボードに手を伸ばした。
今はこの仕事に専念したかった。
たとえ身体がボロボロになっても、一人家でいるよりは全然マシだから。