俺様と相合い傘
そして気づけば
深夜1時
何時間歌ってたんだろ
私達はお会計を
済まして
店をでた
「早苗、私今日こっちなんだよね」
私と違う方向をさした
「分かった!!じゃあ帰るわ」
「うん、じゃね」
私は歩き出した
「早苗ちゃん」
後ろから声がした
そこには…
高木 遼太郎
「今帰り?」
私は目もあわせずに頷いた
彼はバイクのかぶるやつを
私に渡してきた
「なに?」
「送るよ」
「…いいよ」
私がそれを返そうとすると
無理やり私の頭に被せた
「乗って」
私は渋々乗った