幻獄カタルシス




女王とは常日頃から敵対している関係。




だから、女王を大切に思うはずもない。




むしろ邪魔な存在だから消えても良いと思っているぐらいだ。





「…貴方達は自分の立場が解ってるんですか?」




「解ってるさぁ。だから仕方なく従ってやるって言ったろ」




「それがアリスの為になると言うのならば敵である奴にも従おう」




そう言った瞬間ティーカップが砕け散った。




中に入っていた紅茶が飛び散る。





顔にかかったのか猫は顔を拭っていた。




「女王からの命を実行しましょうか」










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