雨のち晴れ
住み馴れたこの町を
離れる日がきた―。
空港へ向かうバスの中から
飛び立つ飛行機の中から

ずっと風景を見ていた。

辛い事、楽しい事が

たくさんあった。

二度と来る事はないかもしれない。

二度と見る事はないかもしれない。

この景色を忘れない様に

ずっと見ていた―。
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