雨のち晴れ
結婚
あたしの話を聞いてから
彼はバイトを始めた。

毎日毎日休む事なく一生懸命に働いていた。

それから彼は家族との喧嘩が少なくなった。

会話も増え、前にも増して仲良くなっていた。

良かった―。

ただ彼の両親は

いつまでも<子供>な彼に

早く<大人>になって欲しかっただけなんだ。

それが親なりの

守り方であり

愛し方なんだ―。

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