野獣、時々、王子様。



って……六時!?
やばい、やばい!


帰って勉強しないと。
寝てる場合なんかじゃない!


「か、帰ります!ではっ」


カバンを持ち生徒会室から出ようとした瞬間、カバンに重みが。



「は?ちょっと離してください!」


「無理。なんで帰る必要がある?」



カバンの重みは会長の体重か。

どうりで重いと思った。
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