野獣、時々、王子様。



「なーんてな」


「はっ?」


「俺がそんな王子様みたいなこと言うか、バーカ」


「バ、バカ!?」


最悪!

ちょっとでも嬉しいとか思った私がバカみたい!


「も、もう!寝ます!おやすみなさい!なにもしないでくださいね!」

私は会長に背を向けた。


「おやすみ、チビ」




こうして私たちは夢の中へと堕ちていった。
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