新春対談
栄三 「凄いですね。1日30人近くですか」

万里 「しかし、若い作家さんたちの作品は、1日のアクセス数が私の何十倍ですから…。やはりオッサンの作品は、若い人ウケしないのかも知れません」

栄三 「だが、万里さん自身、この作品を世に出すにあたって、別に若い人に沢山読まれることを期待していたわけじゃないのだから、気にもならないでしょう」

万里 「確かに、若い人にウケる事を目指したわけではないですが、やはり少しは読んで欲しい(笑)。だからといって、自分のスタイルやポリシーを崩したくはない。要は我が儘なのかも知れませんね」

美月 「ご自分の世界を持っていらっしゃるということだと思いますよ」

万里 「自分の世界…ですか。もしかしたら自分の心が荒んでいるから、描く世界は美しく有りたいのかも知れませんね」

栄三 「逆説的な世界観の構築をしているわけですね」

万里 「その可能性は高いですね。人間は自分にない物を欲しがります。だから、今の自分に無いもの、即ち純粋な愛を作品に求めているのかも…」
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