歪んだ愛
そして。
是が非でも、
ソレをまかり通す、
威圧感。
私が、
ソレが欲しくて、
ヒロを選んだ。
そんな。
選んだ理由なんか、
わざわざ言う程、幸せボケはしていない。
なのに。
そんな、
緩んだり、
睨んだり、
時に、
“お前が此処にいるのは
当然だ。”
という、
音にはならない、
余裕と威圧の顔を…
私は此処にいて良いんだ。
という、
安心を与える
顔を。
ヒロは見せてくれるから。
私が、そう、
感じるのは、
何も不思議なことではなかった――――