鋭く甘い視線の先の獲物


色男の目つきが変わった。


私を人間として見てない…?




「…二度と知った様な口きくな。お前が震え様が…泣き叫ぼうが…容赦しねぇからな」


「……………」


「話しは終わりだ」




色男は私の手を引きシートを元へと戻しては無表情のまま運転を再開させた。


この色男を支配しているのは…何だろうか。
さっきの威圧感は…どこから生まれてるのだろうか…。



< 109 / 268 >

この作品をシェア

pagetop