鋭く甘い視線の先の獲物


次の日。
彼は車で家まで迎えに来てくれて、車で5時間かけて温泉へと向かった。


海岸沿いを走り抜け山道を通り抜けると、周りは森林に覆われる中一つのお洒落なペンションの駐車場で車が停車した。




「あら?温泉旅行じゃなかったの?」


「温泉だよ。ここは俺の親父が持ってる別荘で、温泉が湧き出てるんだ」


「そうだったの。凄いのね」


「ここなら二人だけだし、邪魔される事ないからな。二人っきりだな桜」




彼に連れられ、別荘の中へと入った。



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