鋭く甘い視線の先の獲物


寝室を後にする彼の右手には、初めて目の当たりにする銃が握られていた。


そして私の肩と胸を鋭い痛みが襲うと共に寒気が体中に走る。


痛みのする方へと視線を向けるとそこは…血で真っ赤に染まってた…。


その時初めて状況を飲み込む。


私、撃たれたんだ…と。



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