鋭く甘い視線の先の獲物
だって…色男と私の関係は上司と部下って事でもあるんだから。
一緒に住んでる事、仲間に知られたら…それはもう大変な事になるのが目に見えてる…。
よし、ここは知らない振りして横切ろう…。
カツカツと速歩きでベンツの横を通り過ぎ様とした時、色男がベンツから降りて来た。
「…シカトしてんじゃねぇ」
「…一人で帰れ……きゃっ?!」
一人で帰ると伝え様とした時、腕を引き寄せられ強引に助手席へと乗せられた。