鋭く甘い視線の先の獲物


部屋へ入るとリビングにあるテーブルの上には空っぽになったウィスキーのボトルが立てられてた。


もしかしてこれ…色男が一人で飲んだの?
それも…ボトルで?




「ねぇ、酔ってる?」


「これぐらいで酔わねぇな」


「……何か…あったの?飲んでる量が半端ないんじゃない?」


「何もねぇよ。飲みたくなったから飲んだだけだ」




男はボトルを手に取るとキッチンへ持って行き片付ける。


普通はこんな量…一人で飲んだりしないわよね…?



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