鋭く甘い視線の先の獲物


「……なぁ」


「…へっ?!」




キッチンに入り晩御飯の準備をしていたら色男が入って来た。


私の横へと並ぶ色男。
こう見ると背が高くて、イケメンなんだけどなぁ…。




「お前…俺が信用出来ねぇの?」


「信用?もちろんしてるわ。ってか、本当に悩み事なんてないわよ?」


「……そんな風には見えねぇな」


「…本当だもの。私、嘘なんてついてないんだから」



こんな時に限って、鋭く聞いて来るんだから…もう…。



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