鋭く甘い視線の先の獲物


「まさか桜ちゃんから来てくれるなんて、驚いたよ」


「すぐに帰るわ。今日はお願いがあって来たのよ」


「お願い?何?」


「…もう、メールとか電話とかしないで欲しいの」


「……………」




彼の顔色が変わった。
眉間に皺を寄せては、コーヒーメーカーを鋭い音を響かせ強く置いた。


彼が…豹変した。



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