鋭く甘い視線の先の獲物


夜と言う事もあり私は真っ暗な中、工場の2階にあるおそらく事務所である部屋へと向かう。


あの部屋だけが、唯一電気の光がある場所。
気付かれない様に光へ向かって音を立てずにゆっくりと向かう。


おそらく殆ど使われていない工場内の少し錆びた階段を上がり、部屋へと向かう。


私の心拍数は、どんどん上昇して行く…。


やがて事務所の前に着くと、ドア越しから気付かれない様に中の様子を伺った。



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