鋭く甘い視線の先の獲物
「あなた程の男が…遊郭へ行く必要がどこにあるの?愛想笑い一つで…女が着いて来るんじゃない?」
「さぁな。そこら辺にいる女と遊女はべつもんだと言ったら…?」
「…だとしたら…あなたはハズレくじを引いてしまったとしか、いい様がないわね」
「…えらく自分を悲観するんだな」
「ええ。私を抱いても何も面白い事はないもの。人形を抱いてる気持ちになるわよ?」
セックスから獲られる快楽なんて、もうとっくの昔に忘れた。