鋭く甘い視線の先の獲物

「…どうしたこれ」


「……あなたに話す義務なんてある?放っておいて」


「…仕事での傷じゃねぇな。お前が怪我したと言う報告は一度もない」




この傷は19歳の時の傷だもの。
あなたが知らなくて当然よ。


あの時の事は考えたくない…これ以上…この傷に触れないで。


私の病気が出て来るから…。



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