鋭く甘い視線の先の獲物


それに…この色男と一晩過ごすなんて…何されるかわからないし。


こんな危険な男と過ごさなきゃならないなんて…無理。




「まさか…襲われるなんざ思ってねぇよな?」


「……………」


「誰が襲うかボケ。取り合えず今ん所は何もしねぇよ。今ん所は…な」




色男は『今ん所は』を強調する様な口調で話すと手をひらひらと振り部屋を出て行った。



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