鋭く甘い視線の先の獲物
運命の悪戯と昔の男


―――翌朝―――




結局あのまま眠りについてしまい、起きた時には色男の姿はなく鍵と最寄の駅までの地図だけが置かれていた。


私は鍵を手に取りマンションの部屋を出て、署へと向かった。


そう言えば…車はどうしたんだろうか。あの色男…車をどこへやったんだろ。


署へ着いたら本部へ連絡とって………って、ダメよダメ。


この事知られたくないわ。
色男の携帯番号聞くにしても、理由がないし…。


結局また…あの男な部屋へ行かなきゃならないって事…?



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