鋭く甘い視線の先の獲物


「…どうした?顔色悪いな」


「い、いいえ。なんでもないわ」




私の異変に気付いたのは隊長……司令官だった…。


司令官はふに落ちなさそうにしながらもあえてそれ以上は聞いて来ようとはせず『そうか』と呟いた。


まさか…こんな形で会うなんて思ってなかったわ…。


もう二度と、会う事はないと思っていたのに…。



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