鋭く甘い視線の先の獲物


足を進めていると、仕事用の携帯電話のバイブが震えた。


こんな時に何かしら?
画面を開くと見た事もない番号からの着信だった。




「…はい」


『俺だ』




この声は…色男?
どうして色男が?




「…何よ。今から大切な任務があるから、後にしてくれない?」


『…今すぐ戻って来い。潜入任務撤回だ』




なんで今更撤回?
しかも本部命令?



< 47 / 268 >

この作品をシェア

pagetop