鋭く甘い視線の先の獲物

ん?中から厳つい人が降りて来て、こっちへと向かって来る。


誰かに…似てる…?



「調度よかったな。乗れ」


「…た、隊長っ?!」



驚いたわ…。
まさか、同じ職場の隊長だったなんて…。
全く気づかなかった。


隊長とは家が近いとは聞いてたけど、最寄の駅が一緒だとは思わなかった。


私は言われたまま、助手席へと乗り込むとシートベルトをして車が発進するのを待った。


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