TERRIBLE*CASTLE


宴が終わった後リウラはルークの部屋を案内していた。


リウラはさっきサラに聞きそびれていたことをルークに聞こうと思っていた。


ル・リ「あっあの!」


運悪く言葉が重なり、そんな事を言う空気ではないと思い、やはり言うのをやめた。


一緒にいればそのうち分かるだろうと思ったからだ。


リウラが話すのをやめたと察したルークはゆっくりと話し始めた。


ル「王女が護衛の件の話しをお伺いしていなかったと先程の兵からお聞きしました。

ということは掟等もご存じないと言うことですよね?」


リ「全く知らないわ。貴方が五代目と聞いたのだけど…じゃあ代々私たちに仕えてきたの?」

ル「はい。確かに私は五代目…です。」

リ「どうして切羽詰まる必要があるの?もう交代したのでしょう?堂々としていればいいんじゃあないの?」

ル「俺は正式な五代目ではないので…。お望みならば話させていただきます。少々長くなりますが。」

リ「話しなさい。」
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