らばー・HERO
史上最弱☆
「おいおい~。端境くーん。何してんの??」
ビクッ
俺は名前を呼ばれて、ビクッと体を震わせた。
「・・な・何ですか??」
振り向きつつ、声をあげる。
心なしか声は裏返っていた。
やっぱり。
そこにいたのは、見慣れた3人組。
いつも俺をイビってくるひとつ上の先輩だ。
あぁ。
今日もか・・・・。
いつも俺は、
ジュース買ってきて
万引きして
告白して。
いわゆるパシりとかゆーやつをしてる。
どうしてこうなったのか。
なんか、俺自身にも分からない。
でも、いつの間にか俺はいつもこんな情けない姿になってた。
「今日もさ、ちょっとおつかいしてくんない?」
はぁ。
またかよ・・・。
「・・はぁ・・・」
「んだよ、その気合のねぇ返事は!!!」