小さな約束



汚いとか、そうゆうんじゃない。



逆に、綺麗なんだ。
そして、可愛い。




ピンクに輝く床には、埃一つ落ちていなく。

ピンクに煌めく天井付きベッドは、まるで新品みたい。

他にも、ピンクに輝く家具達は、どれも綺麗で、そしてまるで、お姫様が住むような部屋だった。



あれ?でも、一つひっかかる。


『空いてる部屋。』


なのに、何でこんなに綺麗なんだろう。家具を置いているんだろう。



「毎日掃除してるのかな?」



しかし、日陽は、朝早くから朝練。
そして、放課後遅くまで、バスケの部活。

帰ってきたら、月から水曜日まで、夜の12時までコンビニのバイト。


それ以外は、女の子と遊んだり。


ついでに、今日は金曜日。


とても、掃除が出来る時間があるとは思わない。





「まあいいや。」


暫く考えたけれど、難しい事は嫌い。


私は、さっきとは打って変わって笑顔になると、天井付きベッドに寝転がった。

というより、飛びついた。







うわぁ〜!お姫様ベッドだぁ!





そして、私は目をつぶった。
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