小さな約束


私、甘香和 未来
アマカワ ミク


珍しい名字だから、よくからかわれたり、バカにされたりするけど、私なりに気に入ってたりする。


だって、甘い香りで。みんなと和むって意味の和。

そしてみらいとも読む未来という名前。


とっても言い名前じゃんか。







そして、さっきから何度も電話がなる度に部屋の外へ出、何10分も帰ってこない、私の彼氏、



佐山 日陽
サヤマ ヒナタ。


イケメンで、みんなからの憧れの日陽と付き合い始めたのは、二ヶ月前。

付き合い始めたばっかりの、本来ならばラブラブカップル。


でも、ラブラブだったのも1ヶ月前までで、今ではもう、付き合っているのかなんてわからない。

多分、私以外にも沢山彼女がいると思う。

まぁ、私以外っていっても、まだ私は彼女に入るのか分からないけどね。



日陽ってチャラいし、取り巻き一杯いるし、軽そうだし。

とりあえず、絶対に何股もしてると思う。


何でそんな奴に惚れたのか?って、多分みんな思ったと思う。
でも、なぜか、日陽の雰囲気に惹かれたんだ。













私は今日何度目なのか分からない、多分今日で一番大きいと思われる溜め息をつくと、私も部屋を出た。
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