狼キャンプ☆?!
輝side
「ねぇ!薪しらない??」
お客の相手がやっと終わったとき、
彼方に話しかけられた。
「あいつか…
今頃逃げ出して女子に
つかまってんじゃね?」
まぁたしかに…と自分で言ってそう思う。
まぁ俺等「4人組」はこの学校にいること
教えてないからな。
いった所で騒ぎになるだけだし。
だから今日のこの文化祭、
来てるのは
卒業生とか近所のがきとかだけだし。
「でも薪逃げたって仕方なにのにね♪」
そんな俺を見て、彼方は楽しそうに言う。
…………怖いな。
ていうか薪がんばって逃げろ。
俺は楽しそうな彼方とは違い、
心の中で願っていた。