初恋はあなた・・・。

「萌香、帰ろ！」

「えっちょっ
武瑠くんは？」

「いいから、はやく！」


あたしたちは、いつものファミレスに
行くことにした。


「ねぇ、どうしたの？あんなに急いでさ～」

「どうしたも何も、今日武瑠の家に
行かなきゃなんないの・・・。
でも、行きたくないから、逃げてきた・・・。」

「はぁ？何言ってんの。
そんなことしたら、また、追いかけられるだけだよ？」

「そうだけどさ～
そんなこと言ったって、あんな軽い男、
あたしのこと襲うかのなんだよ？」

「でも、姫香のこと助けてくれた人なんだよ？」

「そんなこと言ったって、会ったばかりなのに、
俺の彼女になれ、なんていうヤツ
信じれないよ～」

「そう言われれば、そうだよね～」