はちみつな彼の裏事情

笑っているはずなのに、目からは涙が流れる。



目から流れる涙は温かいのに、頬を伝わるときには雨と混じって冷たくなってしまっている。





…なんで私は泣いているのだろう?









昼休みの終わりを告げるチャイムが冷たく鳴り響く。



それが合図であったかのように私はその場に崩れ落ち、声を殺して泣いた。
< 107 / 199 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop