はちみつな彼の裏事情

実は昨日、
祐くんに一方的に別れを告げてから、大泣きしてしまった。



だから目が赤くなってるのも分かるけど
それで全てを察するはるは、凄いと思う。




「今は話す気になんてなれないでしょ?」

私は俯いて小さく
うん、と頷いた。



黙ってはるは私の頭を数回撫でてくれた。

その行為が祐くんがしてくれたものと同じで…



私はどうしても祐くんを思い出さずにはいられなかった。
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