はちみつな彼の裏事情

その名前を聞くだけで胸がキュッと痛くなって、今すぐにでも会いたくて…

泣きたくなってしまう。



−ピピッピピッ


「が、どうかしたんですか?」


体温計の体温を確かめながら私は冷静を装って先生に聞く。




「彼が休みなんて珍しいな、と思って」


先生は私に体温を尋ねてきた。


「36度8分です、
鈴木くんは休むようなタイプじゃないんですか?」



私も体温を答えながら先生に質問をする。
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