はちみつな彼の裏事情

「佑くん!!」


麻実は叫びながら
佑の服を握りこんだ。



「なに?」


佑の驚くくらいに冷たい声が2人の間を割き
それ以上麻実が近づいてくるのを拒んでいた。




「そんなの佑くんじゃない!
佑くんはもっと恥ずかしがり屋で可愛いくて…」




「俺の何を知ってるわけ?」


そう言って佑は
冷たい声とは裏腹にゆっくりと麻実の手をはずした。

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