はちみつな彼の裏事情
「桜田さん…!!」
鈴木くんが私を見ながら手を振っている。
周りにいる女子が一瞬苦笑いしてるように見えた。
「ごめんね、俺さ、桜田さんに聞きたいことあるから…またメールするからさっ」
そういって鈴木くんは女子に謝り、輪から抜けてきた。
女子も、
はい!解散ー!!
と言った感じですぐに居なくなった。
「聞きたいことってなに?時間ないから早くして…」
嘘。暇すぎてどうしようかと思ってたくらい…
またまた素っ気なくしちゃったよ…
どんまい、自分。