はちみつな彼の裏事情

私は道端に転がってる石を蹴りながら
小さな声で言う。


「なんで私なんだろぅ…」

「へ?どういうこと?」



戸惑ったようにはるは私を見る。




「…鈴木くんあんなに人気あるのに、私を彼女にしてくれたのかな?
他にいい人いるはずなのに…
好きだとか言ってくれてないし…」



言っていて悲しくなって、手が震え出す。


ふわっ
手に温かさを感じた。



はるが私の手をギュッと握ってくれた。
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