はちみつな彼の裏事情

「え?」


鈴木くんは驚いた、というよりも理解が出来なくて困っている顔をした。



「だって…
鈴木くんはスッゴくモテるのに、何で私に告白してきてくれたのかな?って思って…」




私の声は最後まで小さなままだった。



鈴木くんが私の頭を撫でてくれる。
それが嬉しくて、そして穏やかな気持ちになる。




「不安になっちゃったの?」



不安…



私は黙って頷く。
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