極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
これからの銀ちゃんを見るって、何。


過去はなかった事にするの


そんなの無理。


我慢して、たくさん頑張ろって思った。


分からない。


どうしたら、いいの。


泣かない。


悔しいから、絶対泣かない。


泣いたら負けた事になりそうで、イヤだ。


私は負けたくない。



土下座し続ける銀ちゃんを見つめた。



銀ちゃん、私でなくてもいいよね。



私はもう無理かもしれない。



ここまで我慢して、銀ちゃんといる必要があるのか。


銀ちゃんはこんな私を見て、苦しくない。


頭の中がぐちゃぐちゃで、どうにかなりそうだ。


彼女が20人もいた、銀ちゃん。


それだけモテたと言うことなんだろうけど。


一度も恋愛した事がない私と、沢山の恋愛をした銀ちゃんとは釣り合わない。



もう、何も考えたくない、頭も胸も痛かった。


苦しい。


苦しくて、死んじゃうよ。


死ねば楽になれるのだろうか。







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