極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
銀ちゃんに睨まれた。


怖いんですけど。


「真子は口出すなよ。おまえは直ぐ人の心配するだろ。」


だって、お互い好きなのに別れるだなんて辛すぎる。


人のことなのに涙が溢れ出そう。


でも、私が泣くのは駄目だ。


辛いな。


「真子、何で泣きそうな顔してんの。」


してない。


してませんから。


「俺なら大丈夫だ。この店に嫁に来てくれる子探すからさ。」


「俺の嫁さんを気安く、真子って呼ぶな。」


「はい、はい、分かりました。真子、銀と別れたら俺のとこ来い。俺が貰ってやるよ。」


「龍人、いい加減しろ!」


龍人さんは寂しいんだと思う。


早紀さんに、龍人さんの思いが届くといいね。


みんなが幸せになってほしいと思う。


誰かが苦しんでいるのを見るは辛い。


早記さんに会いたいと思った。







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