極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます

麻美の思い

頭が痛い。


昨日は弱い酒をかなり飲んでしまった。


うん、誰かいる。


いつも一人で寝るベットに、誰かがいた。


ヤだ、男を連れ込んだの。


私は結婚してるのに。


「麻美、起きたのか。」



聞きなれた声、もしかして、鉄二。


鉄二が何でいるのよ。


真子を生んでから、鉄二とはずっと別居状態。


電話で話たり、時々一緒に食事をしたりしていた。


うちに泊まった事もないし、まして同じベットで寝るなんてあり得ない。


私は起き上がった。


「何で鉄二がいるの?私のベットに。」


鉄二がため息をつく。


「何も覚えてねぇのかよ。昨日、真子と若が結婚の挨拶に来ただろ。それで、四人で寿司屋に、」


「ちょっと待って、今思いだすから。」


頭が割れそう。


そんなに飲んだ訳。


そう言えば、鉄二は今日からここに住むんだった。


すっかり忘れていたし。


頭がガンガンする。


ごめん、鉄二。







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